仕出し業との違い

似ているけど違う仕出し業とケータリング

仕出し業とは

仕出し弁当などを利用したことのある人は多いでしょう。ケータリングのサービスとよく似ているサービスです。利用者が場所を指定して、料理を持ってきてもらえます。地域の行事や子供会などでも仕出し弁当を注文することがよくあるでしょう。

ケータリングと仕出し業は別のサービスだと捉えている人が多いですが、どう違うのか聞かれると、はっきりと答えられる人はそう多くありません。

ケータリングと仕出し業の違いを改めて考えてみましょう。注文できる料理が豪華かどうかに目が行く人もいるかもしれません。また、ケータリングはパーティー会場などで利用するものだと考えている人も多いでしょう。

しかし、ケータリングでも比較的リーズナブルな料理のメニューを設けているところもあります。ホールなどの大きな会場の他にレンタルルームでの利用に対応しているところも多く、料理の種類や利用場所では区別できません。

給仕サービスの有無が決定的な違いでしょう。ケータリングは給仕サービスが付いていますが、仕出し業は料理を届けてくれるだけのサービスです。

料理を作る場所が異なる

ケータリングと仕出し業を比べてみると、料理を作る場所も異なります。仕出し業の場合には、店舗内で料理を作っていることが多いです。仕出し業者の店舗はカウンターが設けられているだけの簡素な作りの店舗でも、カウンターの奥の方に厨房があり、調理を担当するスタッフが弁当などを作っています。そして、配達を担当するスタッフが利用客のところに届けるという具合です。注文は来店した場合にはカウンターで行い、電話やインターネットでも注文できます。

これに対して、ケータリングでは利用客へ料理を提供する場で調理も行うのが大きな違いです。ケータリング業者によっては、シェフが調理している様子を見せてくれるところもあります。給仕サービスが付いていることも考慮すると、どちらかというと、レストランに近いサービスです。

仕出し業者の方は、出前に近いサービスと言えるでしょう。弁当店が仕出しのサービスも併せて行っていることもよくあります。